プラ板曲げ加工

プラ板曲げヒーター(アクリルヒーター)によりプラ板を曲げる時の注意点について記します。

アクリルヒーター

プラ板曲げヒーター(アクリルヒーター)

使用したヒーターについて
 ① 定格 100V 60W
 ② サイズ 540mm 有効長さ 350mm程度
 ③ 電圧電流調整 上の写真のようにパワーコントローラーを使用

1.ヒーターで加熱

プラ板をヒーターで加熱

プラ板をヒーターで加熱

上の写真のように曲げる部分をヒータに乗せて加熱する。板はほぼ水平となるよう台を下に入れる。板をヒーターに密着させるため、必要に応じて重りを乗せる。

塩ビ板3mm厚の場合のヒーター条件(板のカラーなどにより差はある)
 ① 室温 約16℃ 1月のストーブを焚いた作業小屋内
 ② この時のヒーター電圧・電流 70V 0.46A(パワーコントローラーで調整)
 ③ ヒーター表面温度 100℃前後(放射温度計にて)
 ④ 曲げるプラ板の表面温度 65~70℃(  〃  )程度

温度が高すぎたり長く暖めすぎると、プラ板が溶けてヒーターに着いたり、プラ板がただれてしまうので注意する。

2.角度を保って固定

手で曲げられる程度に暖まったら外し、角度を保って固定する。
直角以外の場合などは、角度を保つ治具などを作っておくと良い。

プラ板 角度を保って固定

角度を保って固定

3.数分経過し冷えたら取り外す

プラ板 折り曲げ完了

折り曲げ完了